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流星ワゴンを読む日々

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以前ドラマであっていた「流星ワゴン」が気になり、Kindle版もあるようなので、買って読んでみました。

流星ワゴン (講談社文庫)

流星ワゴン (講談社文庫)

流星ワゴン (講談社文庫)

流星ワゴン (講談社文庫)


内容

以下ネタバレです。

主人公は38歳の男性で、家庭もうまくいかず、仕事もうまくいっておらず、もう死んでしまいたいと思うようになっていた。そんな主人公の元に幽霊!?となった橋本さん親子がオデッセイに乗ってやってきた。主人公はこの親子のことは5年前に交通事故で亡くなったことを新聞の記事で知っていただけだった。

そのオデッセイに主人公は乗り込み過去の人生での分岐点に戻ることになる。しかし、分岐点に戻り、対策を立てようとするが未来は変わらず、ただ自身の後悔を無くすための旅だった。

また、主人公は父親を嫌っていたが、その父親も病気で危篤状態で、数日で亡くなるような状態だった。
過去に戻った時に若い頃の父親に会い、ともに行動することで父親の考えてたことを知り、お互いに理解するようになる。
自分と同じ歳の父親と幼い時の自身を、現在の父親である自身と息子を重ね、だんだんと父親である自分の自信を取り戻していく。

また、夫婦関係についてもうまくいっていなかったが、なぜうまくいって行かなかったのかが分からなかった。その中で妻の不貞な行動を知り落ち込むが、自分が家族を愛しているということを再度認識する。それし、もう一度、家族関係を構築しようとする。

過去を旅し現在に戻ってきたが、まったく変わっていない今があった。しかしそれでも主人公は死のうとしていた自分を振り払い、新しい自分をつかみ、家族とともにやって行こうと決心する。

感想

過去に戻る事で人生を修正してといったベタな展開ではなく、結局は自分の過去は変えられないけど、今の自分の考え、気持ちは変えられるといったところが気に入りました。
また、主人公が同い年の父親と会う事で、その当時の父親の考えを理解していくところも感慨深いものがありました。私も子供がいるのですが、同年代になってその時の親の気持ちを知ってほしいし、また子供の気持ちも知りたいなと思います。
現在はどのようにしても変えられないが結果的にはハッピーエンドであり、久々に夢中になってよむことができました。
ドラマは見た事がないので、今度見てみたいと思います。

TBS系 日曜劇場「流星ワゴン」オリジナル・サウンドトラック

TBS系 日曜劇場「流星ワゴン」オリジナル・サウンドトラック