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【書評】武士道

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諸外国には徹底した宗教が存在し、これが社会の基盤となり倫理教育にもなっています。親や地域社会が子供へこの倫理を教えることで社会が成立しています。

日本ではどうでしょうか。日本には今も昔も統一された宗教は存在しませんでした。神道とか仏教とかはありますが、これしか信じないという人は多くはおません。また、一部のカルト的な宗教はありましたがそれは国を形成する上での必要なものではありません。特に近代なってはそのことが強くなっています。

著者の新渡戸稲造(薪を担いでいる銅像で有名な)は海外に行ったときに日本には宗教はないのにどうやって倫理感を備えるんだと聞かれたそうです。その答えが「武士道」だったりします。

武士道 (PHP文庫)

武士道 (PHP文庫)

武士道といっても、武士なんて人口の10%くらいしかいなかったわけですが、やはりその精神は立場になく伝えられたのだと。 特に明治維新前後の日本は個々の強烈な武士道のもとに国が動いていたと思います。

「武士道」とは自己犠牲のもと自己実現を行うものだとおもいます。それが日本人に倫理観をあたえ日本を形成しています。 最近はこういった武士道はなくなりつつあるのかもしれませんね。

そんな、武士道について書かれた本です。

武士道 (PHP文庫)

武士道 (PHP文庫)

武士道シックスティーン (文春文庫)

武士道シックスティーン (文春文庫)