MacでTime Machineによるバックアップが失敗する
MacにはTime Machineというバックアップアプリがあります。
これは適宜システムのバックアップを行い、以前の状態に戻す事が簡単にできるアプリです。 また、システムを再インストールしたり、別のMacに移行する時にも使える便利なアプリです。
そんなアプリが常駐して日々バックアップを行なっているのですが、ここ最近バックアップが失敗する事が多くみられました。
あまりに多いので、再起動をしたり、SMCリセットをしてみましたが改善されず。 (SMCリセットについては以下を参照ください。)
バックアップの失敗原因を調査
調べてみるとどうもバックアップ先のハードディスクの容量が足りない事がわかりました。 容量が足りないということは次の原因が考えられます。
- バックアップ先の容量が少ない
- バックアップ元の容量が多い
普通に考えるとバックアップ先の容量が足りないんだろうと思いみてみると、USB HDDでは900GB以上使っています。 それでも、古いものの差分を考慮して自動で削除していると思われますが、どういう風にバックアップファイルを構成しているかを調べるのも大変そうなので単純にバックアップ先を一度全部消してみることにしました。
しかし、それでもバックアップできませんでした。
バックアップ先はUSBでつないだHDDでバックアップ用に1TBの容量を確保しています。Mac自体のHDDが1TBなんで全部使っていないと足りなくなることはありません。 とうことはMac側でかなり使っているのか?と思い調べてみました。
バックアップ元を調べてみる
ということで次にバックアップ元を疑ってみることにしました。
MacのHDDの残り容量をみてみると900GB以上使っているじゃないですか!
写真や音楽は別のHDDに保存しているので、Mac側ではMacのアプリとシステムでしか使っていません。 おかしいなと思い、どこでHDDを使っているのか調べてみます。
HDDに容量が極端に少なくなっていたので、調べ方は以下の記事を参考にしました。
このなかで、容量の大きいフォルダを確認することをします。 次のコマンドを実行することで使用している容量がわかります。
sudo du -g -x -d 5 / | awk '$1 >= 5{print}'
このコマンドは5ギガ以上使っているフォルダを調べるものになります。
実行してみると次の情報が出てきました。
どうやら"Library/Application Support/Google"が500G以上使っていてこれが怪しそうです。
さらに調べてみると”Google G suite”で使用しているようで、常駐タスクとして動かしていました。
ということで、このタスクから抜けるためにログアウトを行い、タスクを終了しました。
その後、使用している調べてみると、500GBくらい使用している容量が少なくなりました。
これならと思い、バックアップのタスクを見ると、無事バックアップも動作しました。
まとめ
バックアップできないなと思ったら次のことを調べてみます。
- バックアップ先の容量は十分か
- バックアップ元が大きくなっていないか?
- その際はGoogleアプリを疑ってみよう
しかし、どうやったら500GBもドライブを使うのでしょうか? キャッシュに使うとしても無駄があり過ぎそうです。 Googleフォトでもかなり容量を使っているので、こちらもそのうちメンテしようと思います。
そういえば、Macのアップデートがきていたけど、できないのもこれが原因なのかもしれません。 無事バックアップが終わったらアップデートを試してみようと思います。
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